公益社団法人 神戸市獣医師会では、神戸市と協力し、神戸市内全域において4月中に狂犬病予防注射を実施しています。
また神戸市獣医師会会員の病院においては、狂犬病予防注射に伴う鑑札・注射済票交付を適正に行うことで、無登録・未注射犬をなくし、正しい犬の飼い方を啓発・促進しています。
昭和40年には約2万頭であった神戸市の犬の登録頭数も、平成16年には7万頭を超え、神戸市内で狂犬病予防注射を受ける犬の90%以上が神戸市獣医師会会員の手によって行われています。
昨今、狂犬病の世界的な流行が懸念されており、安全かつ確実に、より高い接種率を目指して狂犬病予防事業を推進していく事が、日本国内への狂犬病の侵入を防ぎ、万が一狂犬病の侵入を受けた場合でも、その拡散を防ぐために必要とされています。
また、市民の皆さんからの動物を飼う上での相談に対応するため、動物管理センターでの電話相談や里親になるときの飼い方セミナーを行い人と動物の共生のための、お手伝いをしています。
神戸市獣医師会は、公衆衛生の向上に寄与し、社会に貢献する重要な公益事業のひとつとして、狂犬病予防等公衆衛生事業を行っています。
今後もこの事業を積極的に継続、推進していくことが使命であると考えています。